kittiwake0730’s blog

2017衆院選 街宣の書き起こしをのせています

福山哲郎幹事長 応援演説・東京大作戦FINAL1021~街宣書き起こし

みなさーん こんばんは。(こんばんはー!)
道路の向こうにいらっしゃるみなさんもありがとうございます。
雨の中本当にこんなに多くのみなさんに
東京大作戦FINAL お越しをいただきました。
心から御礼申し上げます。ありがとうございます。
10月の3日に政党の届け出をして、枝野さんが一人で立ち上げた「立憲民主党」の新米幹事長、福山哲郎でございます。よろしくお願いします。
枝野さんが下にいるので、すいません。主人公はちょっと待っていただいて、
少しわたしの話、お付き合いください。
10月の1日の夜中に 枝野さんとわたしは「どうしよう」と話し合いをずっとしていました。
多くの仲間が 先ほどお話しをされた井戸さん、海江田さん、全国の仲間が、選挙区を追われるかもしれない。無所属で出ろと言われるかもしれない。
選挙に出られなくなるかもしれない。
そういった中で、みんな どうしようと思っていました。
それはみなさん、政治家や候補者個人の話ではないんです。
「安倍政権を倒したい」と満を持して その政治家と候補者の後ろ側には 背中には たくさんの支援者がいて 準備をしていたからです。
その人たちをどうしたらいいのか。
枝野さんは無所属で埼玉で出れば、勝っていたかもしれない。
そして、声を上げてもだれが来てくれるかもわからない。
お金もありませんでした。
あ、うそです。今もありません。
そんな中、もう一方ではSNSで、インターネットで、電話でFAXで
「枝野立て」「枝野立て」「枝野立て」
みなさんから多くのお力をいただきました。
ほんとにありがとうございます。
不肖わたくしのようなものにも
「福山!政党が信頼できなくなった」「どこに入れていいのかわからなくなった」「この国の政治はどこに行くのか」
本当に多くのみなさんから、声を寄せられました。
枝野さんは
「福山さん、やりましょう。」と。「やるしかないですね」と言って 1日の記者会見にたった一人で臨まれました。
そしたらみなさん、多くの仲間が、立憲民主党でやりたいと集ってくれました。
そして候補者だけではありません。
多くの国民市民のみなさんが 「よく立った」と言って
こんなに多くのみなさんにご声援いただくようになりました。
今日はこの新宿だけでなく、全国で、SNSでご覧をいただいている方もいらっしゃると思います。
新しい政治スタイルの幕開けです、みなさん。
少しわたしのことも聞いてください。
わたしは参議院議員です。じっとしていたらよかったのかもしれません。
しかしながら、まさにこんな小雨でした。
2年前の9月の19日、国会の前に、10万人近い国民市民のみなさんが安保法制反対でお集まりをいただいてる、夜中の1時の本会議で、強行採決をされた後にわたしは 演説に立ちました。
「民主主義、立憲主義を取り戻す戦いは ここから始まります」と
わたしは演説しました。
そしてその後、国会の周りにほんとにこんな雨の中にたくさん来ていただいている方々の前で
「今は負けたけど、これからいっしょに戦ってください」と
わたしはお願いをしました。
そのわたしが、希望に行けますか?(ムリ-!!)行けないでしょみなさん。
行かないなら、こっちからご免こうむる!
そしてわがままをして、枝野さんのもとで、お手伝いをしたいと、言って、
いま、ここに立たしていただいています。
安保法制を追認するような、憲法9条3項の改正なんか、認めるわけにはいきません!
わたしたちは 自由で公正で 多様性を大切にする社会をつくりたいと考えています。
国会を見てください。共謀罪・特定秘密・安保法制。
自民党の議員は、安倍さんの官邸ににらまれる といって誰もなにも発言しない。
強行採決の片棒を担いでいる 自民党の議員が
100人いようが 200人いようが 300人いようがなにも発言しないならみなさん、
いないのといっしょじゃないですか!
立憲民主党に いま集っていただいている仲間は、
筋を通して 国会で今すぐにでも論陣を張っていただける仲間が揃いました。
どうかお力をいただきたいと思います。
また、ヘイトスピーチ障がい者差別、虐待、LGBT差別。
今国会で自由な議論ができないのと同様、安倍政権なって
この国はなんとうっとうしい息苦しい社会になったんでしょうか。
この国は もっと寛容だった。この国はもっとみんなにやさしかった。
人にレッテルを貼って 排除と分断を進める。
安倍政権のような うっとうしい息苦しい社会からは
どうかおさらばをしたいと思いませんかみなさん。
先ほど小島慶子さんが 言われていました。
人は違った人生があっていいんです。
人は違った生き方があっていいんです。
障がいをもった方も、LGBTの方も、
そして例えば、ひとり親で一生懸命子育てしている人たちも
みんなそれぞれの人生があって それぞれ、生きてるんです。
そのことを、異なったことを認めあい、許しあい、
そしてお互いがいっしょに生きていく社会を
我々『立憲民主党』は 枝野さんとともに作っていきたいと考えます。
東日本大震災の時に 枝野さんは官房長官でした。わたくしは副長官でした。
原発が一度暴れだしたら、人間の手にはどうしようもないことを もっとも痛感している二人です。
原発は一日も早くゼロにしたい。
我々の政権の時に作った固定株買取制度で
再生可能エネルギーはなんとこの5年で 原発約20基分 設備ができました.
省エネ技術も 燃料電池も 世界中は原発ゼロのライフスタイル作りの競争に入っています。
日本ができないわけはない!
使用済み核燃料や原発立地自治体の雇用の問題。
いろんな課題を 全部、リアリティをもってリアリズムをもって
実行計画を作っていきたい。
そうお約束をさせていただきました。
いまだに、福島のみなさんに、本当にご迷惑とご苦労をおかけしています。
その責任を枝野さんもわたしも痛感しているからこそ、
イデオロギーなんか関係ありません。
原発ゼロは、この国の進むべき道だと私たちは考えます。
泣いても笑ってもこの選挙 あと2時間になりました。
マイクを使えるのは2時間です。マイクを使えなくても12時まで選挙はあります。
どうかみなさん。もう少しみなさんのお時間と携帯等ネットワークを貸していただけませんか。
LINEでもメールでも電話でもなんでもかまいません。
片っ端から「比例代表立憲民主党」、選挙区立憲民主党の候補が出ていればなんとかしてほしい、
どうか、最後の最後まで、最後の最後まで、お力をいただきたい。
心からお願い申し上げる次第でございます。
明日、結果が出ます。
どのような結果になっても、わたしたちはそれが国民の思いだと受け止めなければいけません。
選挙は 今日で終わります。
しかしながら、みなさんの声に枝野さんが背中を押されてこの出来上がった『立憲民主党』は 明日から みなさん、スタートします。
選挙で終わりではありません。
国民のみなさんからいただいた議席
いっしょになって戦っていただいた国民のみなさんとともに
立憲民主党』という新しい政党をつくる作業を
いっしょにやっていただけませんでしょうか。
「枝野立て」「枝野立て」と多くの国民のみなさんにお集まりをいただいたこの立憲民主党
一過性や一時のブームで終わらせてはダメだと わたしは考えています。
ともすれば 選挙が終わったらすぐ永田町に引きこもってしまう政党。
そうならないために、枝野さんとわたしも、懸命に努力をします。
ささえていただきたいのはもちろんですが
それよりも重要なのは、チェックをしてください。監視をしてください。
みなさんが応援をして作り上げてくれた立憲民主党が永田町の中に引き込まないように。
国民から離れないように。どうか監視をしていただいて。
ともにともにこれからも 戦っていただきたい。
そのことをお願い申し上げたいと思います。
結びに。結びに個人的なことだけ言わせてください。
わたしは2012年に 総選挙、負けた後、仲間がみんな落選をして地域に戻りました。
苦労していました。その中で、TVに出たら政権を失敗したことも含めて、笑っちゃいけないと思って、TVに出た時わたしは 笑わないようにしていました。
特定秘密、共謀罪、安保法制、国民の意向に反して
立憲主義・民主主義を壊されているのに
ほんとに力不足の野党の人間が 国会で笑っちゃ あ TVでは笑っちゃいけないと
ずーっと心に決めていました。
明日、われわれが 思っている 結果以上に
国民のみなさんに力をいただいたら
枝野さんとTVの前で 笑いたいと思います。
そしたらみなさんもいっしょに 笑ってください。
まっとうな政治を取り戻すため、右でも左でもなく前へ
12日間、走り続けてきて下さった
枝野幸男代表にマイクをバトンタッチします。
ありがとうございました。

 

※文中( )内の発言はオーディエンスのみなさまの声の一部を取り上げました。
SNSなどにアップされた動画をもとにウミネコが書き起こしたものです)

 

小島慶子さん応援演説・東京大作戦FINAL1021~街宣書き起こし

こんばんは 小島慶子です。こんばんは。
みんな靴とか濡れてるけど大丈夫ですか?大丈夫?
ねえ雨も降ってるのに こんなにたくさんの人が集まっててすごいね。
わたし あのーこういう選挙の応援演説ってやつははじめてで
なんで来たかというと 自由にものが言える世の中であってほしいからです。
「小島さんだいじょうぶ?」
「政治の話なんかしてこわくないの?だいじょうぶ?」っていろんな人に言われました。
政治の話はこわくないよ。
政治の話は、どうやって生きていくかってことだから。
みんな 自分の人生1回しか生きられない。
よく枝野さん「みんな違ってみんないい」って言うけど、みんな違うんだよね。
だから多分ここに来てる人たち 今は、ねぇ、
立憲民主党がんばれ、自分たちはいっしょだって思ってるけど
みんな困ってること違う。
多分家に帰ったときに最初に心配することはみんな違う。
「こんな風に生きたい」っていう夢もみんな違う。
今となりにいる人と今はなかよくできても、選挙が終わって
また毎日の生活がはじまったら意見が違うかもしれない。
でもね。
違う意見がこうやっていっぺんに生きていけるって豊かなことです。
わたしがたまたまこうやってマイクを持たせてもらえる、そういう立場にいます。
だけどほとんどの人はマイクなんか持てない。
1回しかない人生、だれにも言えないで膝を抱えて泣くこともあるでしょう?
どうしてこんなことがあるんだろう がんばったのになんで?って思うだってあるでしょう。
これをだれにも聞いてもらえないことだってあるでしょう?
でもそれを言っていいんです。
つらい時はつらい、困ってる時は「助けて」
こんな未来を生きたい、明日がこうだったらいいのに。こんな日本だったらうれしい。
どんなに、どんなにささやかで、取るに足らないって言われたって
わたしたち全員言っていいんです。
そしてそれがもし、あなたとあなたの隣の人で違っても
どうやったらいっしょに生きていけるかいっしょに考える。
そういう場所が必要なんです。
今日ここに来ていない人が、たくさんいます。
立憲民主党じゃない政党を、支持している人もたくさんいます。
政治にあんまりかかわりたくないっていう人もたくさんいます。
選挙の話は好きじゃないっていう人もたくさんいます。
でもそういう人たちと、選挙が終わったら私たちはまた一緒に暮らしていくんです。
あなたの隣のデスクに 前の家に 親戚の中に LINEでいつも話す友達の中に
あなたと違う意見の人はいます。
でも違う意見がいっしょに生きていけるってことはすばらしいことなんです。
でももし、もしわたしたちが意見が違うからといって
誰かがあなたの口をふさいだり
みんなひとつの同じ意見しか言ってはいけない となったり
全員がどんなに苦しくてもつらくても どんなに語りたい夢があっても
それを胸の中にしまっておかなくてはいけませんいう世の中になったら
いったい誰がしあわせなんでしょうか。
「みんな一緒でみんないい」は大事だけどとてもむずかしい。
もしそれを政治でやろうと思ったら必ずだれかが
「わたしが一番じゃないの?」
「みんな違ってみんないいならわたしの意見も聞いてくれていいんじゃないの?」
「なんでわたしの話が最優先じゃないの?」
思ってたの違った、期待してたのと違った 必ずそういう意見が出ます。
みんな違ってみんないい、対話の場をもってそれを政治に。
こんなむずかしいことはないんです、、
それをやろうっていう人が今回現れました。
それをやろうとする人がわたしたちに聞いてくれました。
「あなたたちが立憲民主党です」
あなたのやりたいことはなんですか、困っていることはなんですか。
大事なのが立憲民主党を支持しなかった人に対しても、
今ここにいる人たちと考えが違う人たちに対しても
同じ国民として耳を傾けてわたしたちが分断しなくてもすむような知恵を使ってくれる人です。
だから、選挙は明日で終わりじゃありません。
なんかのご縁でここに集まったわたしたちは これからも注文をつけ続けなければならないし
それから対話を続けなくちゃならない。
ねえこれ、困ったよねえ。ねえこれ不安だよね。
ねえこんな風に生きていきたいよね。幸せってなんだろう。
意見の違う人たちと話をしてください。
今日ここに来なかった人と対話を続けてください。
そしてそれを国会の場で、わたしたちに耳を傾けさせるように
ちゃんと政治家に話しかけてください。
これがちゃんと、対話の場で、耳を傾けられたうえで、そして説明を尽くして、ルールを守って
そして決断をした時に異論があがったらそれに正直に向き合って
言葉を尽くして、わたしたちのために働いてくれる人たちを国会に送り出しましょう!
今日家に帰ったら、だれかにこの話をしてください。
明日で終わりじゃないよ。ずっと続くよ。
つらいときは「つらい」って言っていいんだ。
困ったことがあったら「困った 助けて」って言っていいんだ。
おかしいと思ったら「おかしい」って言っていいんだ。
ものを言うことは恥ずかしくないこわくない。
みんなで バラバラなわたしたちが それでもいっしょに イヤな思いをしないで
安心して生きていける世の中を作れるように
自分にやさしく、したいことをやろうって
今日帰ったらだれかに話してください。
わたしは今日、多分全員はじめて会う人ばかりですけど、
でもみなさんの前でお話しができてとてもよかったです。
これからもわたしは、文章を書いたりして、自分の思ったことを言っていきます!
だからみんなも こんな意見ちっぽけかなぁ とか くだらないかな?とかかっこ悪いかなとか
それからお前の意見なんてたいしたことないよって言われて傷つくことがあっても
どんどん思ったことを口にしましょう。
それは、自信を持っていいんです。
なぜかというと、あなたの人生は世界であなたしか生きていないから。
あなたが経験したつらいこと、あなたが経験したうれしいこと、
あなたが願っていること あなたが困っていること あなたが怒っていることは
あなたが知っている ほんとうのことなんです。
人の数だけ「ほんとう」がある。
わたしは怒っている わたしはうれしい わたしはあなたにこうしてほしい
それをどんな人でも言える世の中に生きていたいですよね。

そのためにできることがあるだろうと思って夜中にパソコンに向かってます。
みんなできることをやりましょう。忘れないでほしい。
自分と意見の違うひとに出会ったら
その人を攻撃したり排斥するのではなくて
耳を傾けて尋ねてみてください。
「なんでわたしたちは違うんだろう」って。
「どうしたら いっしょに生きていけるんだろう」って。
そして誰に怒るべきか。
それは、あなたに「黙れ」と言う人に怒るべきです。
それがだれであっても。
政治家であっても あなたの友達であっても 家族であっても
インターネット上で知り合った顔を知らない人であっても
あなたに「黙れ」と言う人には 絶対に負けてはいけません。
でもね
「え~戦うのってこわいよな~」って思いますよね。
戦わなくていいんです。言い続けるだけで
あなたからみてどんなに不甲斐なくみえようと
どんなにバカな意見に思えようとも
わたしはほんとにつらいからつらいって言うんだ。
わたしはほんとうにこうだったらいいなって思うから言うんだ
だってわたしが思ってることは どんな偉い人にもどんな賢い人にも奪えないでしょ?
心の中に手を突っ込むことはできないでしょ?
だからわたしは言うんです。それでいいんです。
戦うってそんなに難しいことじゃない。
思ったことを言うだけで 言える場所で 言えばいい。
そしてその時必ずあなたと意見が違う人がいるはずですから、たずねてください。
あなたはなぜ、そう考えるの。
政治っていろんな仕組みがあってルールがあってこういうバラバラで
「みんな違ってみんないい」わたしたちが平和に生きていくための知恵だと思います
だから、ルールは守らなくてはいけない。
ルールを破る人がいたら、それはルール違反だって言わなくてはいけない。
それを、日常の中からやりましょう。
半藤さんが書いた15歳の東京大空襲って若い人向けの本の中にこんな言葉がありました。
まぁ正確に、一言一句は、あの、再現できませんけど
戦争というのは始まってしまったら被害者にも加害者にも傍観者にもなって
自分の手ではどうにもできない
普段から、普段の日常の中からそういう芽を摘んでいかなければならない それしかないんだ
それなんだと思います?
それは意見の違う人との話し合いをあきらめない ということです。
わたしは今日ここに来て、自分の気持ちを話せてよかったです
だからどうかみなさんいっしょにがんばりましょう。
今日帰ったらひとりでも多くの人と今日のこの場の話をシェアしてください。
ありがとうございました。

SNSなどにアップされた動画をもとにウミネコが書き起こしました。一部よく聞き取れなかった箇所があり、その部分についてはとりあえず文字起こししていません。)

神奈川3区伊藤くみこ・@JR桜木町駅前 神奈川大作戦1016~街宣書き起こし

みなさま、こんばんは。
神奈川3区より立候補しております伊藤くみこです。
わたくしは無所属というかたち、大変厳しい無所属ですけれども
立憲民主党の推薦をいただき、「今、政治を変えなくてはいけない」
その強い思いで立候補いたしました。
前政権におきまして起きましたさまざまなこと、
何度も聞いた「説明責任を果たす」という言葉。
果たされたことはありません。
そしてその後に起きたさまざまな新党設立に至る経緯、
人の心を踏みにじるようなこんな政治。
子どもたちに見せることはできない。
このような政治を行っている人が
子育て政策や、介護の問題、人の生活の問題を語るにふさわしい人ではない。
そんな、強い思い。今の政治に対する憤り、なんとかしなくてはならないという思い。
そのことから、立候補いたしました。
「政治は生活者を守るためにある」みなさまにやさしい政治でなくてはいけません。
ひとりひとりの声に、耳を傾けて、そしてその声をあげていく。
市民主権の政治、国家主権の政治ではなく、
市民主権の政治を取り戻さなくてはならない。
そうしなくては今の日本、ほんとうに危機的な状況に陥ってしまいます。
わたくしは子どもたちの未来、しっかり守っていくために、
この原発ゼロ、そのことはしっかり詰めてまいります。
そして、わたくし「ノーモアヒロシマ ノーモアナガサキ」そんな活動をしてきましたが、
今般ノーベル平和賞、「ICAN」が受賞いたしました。
大変嬉しいことですが、しかしながら、日本は核兵器禁止条約に批准しなかった。
そんな状況が起きております。
わたくしは核兵器廃絶にむけても全力でがんばってまいります。
生活者の視線に立って生活者を守るためには、
今この状態では、消費税の増税もすべきではないと考えております。
みなさまの生活を守ること、みなさまとともに生きる社会をつくること。
政治は人にやさしくなければならない。本来の政治の姿、
支えあいの社会をつくるため、力の限りがんばっていきたいと思っております。
どうぞみなさま、大変厳しい選挙、全力で戦ってまいります。
今何もしなければ、何も始まらない。
とにかく一歩踏み出す。
そしてそこにみなさまおひとりおひとりの力が加わっていけば
政治は変えることができる。大きなうねりを作ることができる。
そう信じてがんばってまいります。
どうぞみなさま、神奈川の仲間、そして全国の仲間。
みなさまとともに政治を変え、みなさまとともに支えあいの社会、作っていきたい!
応援してください。よろしくおねがいいたします。
神奈川3区、立候補いたしました立憲民主党推薦候補、伊藤くみこです。
全力でがんばってまいります。
本日はこんな雨の中、お集まりいただきましてありがとうございました。

神奈川3区・伊藤くみこ候補(無所属・立憲民主党推薦)

(liveでも見ましたが、youtubeにアップされた動画をもとにウミネコが書き起こしたものです)

枝野幸男代表@秋葉原電気街口・東京大作戦vol.2~街宣書き起こし

雨の中にもかかわらず、ほんとうにたくさんのみなさんにお集まりをいただき、ありがとうございます。
立憲民主党代表の枝野幸男でございます。
10月2日にひとりで記者会見をして、呼びかけました。
立憲民主党」を立ち上げました。
多くのみなさんから、
「このままでは受け皿がない」「投票する先がない」
大変力強く背中を押していただき、立憲民主党を立ち上げましたが、こんな短い期間で こんなにたくさんのみなさんから応援をいただけるとは、正直思っておりませんでした。
ほんとうにありがとうございます。
それだけ多くのみなさんが、今の政治に不満や、苛立ちを覚えていらっしゃった。
政治が国民のみなさんから離れてしまっていた。
わたしも24年、国会にいました。
そのひとりとして、逆に大きな責任を感じています。
今こそ本当の民主主義を この国にスタートさせようではありませんか。
上からの政治に偏りすぎている、今の日本の政治を
国民の暮らしの声に寄りそった そんな政治へ
右でも左でもなく、前に進む政治に みなさん 第一歩を踏み出そうではありませんか。
上からの政治、上からの政策で国民が分断をされてしまっています。
アベノミクスは、強いものを確かにより強くしました。
今日も株価が上がったそうです。
じゃあそれに引っ張られて日本全体が良くなる。津々浦々に豊かさが行き渡る。
もう5年経とうとしています。果たして、そうなったでしょうか。
残念ながら、強いものがより強くなる一方で 多くのみなさんが取り残されて格差が拡大をしている。それがこの5年間だったのではないでしょうか。
高度成長の時代は確かに、輸出企業が世界中に「Made in Japan」を売って、稼いで。
それが津々浦々に行き渡る時代でした。
分厚い中間層が作られ、日本は経済大国になりました。
でも今の日本は違います。
新興国の追い上げ、少子化高齢化、人口減少。
残念ながらそこに正面から向き合わないと、強いものをより強くすれば日本全体が良くなるという過去の成功体験に引っ張られていた。
残念ながら日本の未来は切り開いていけない。わたくしはそう思います。
この間、競争を煽る政治でした。
規制を取っ払って自由にすれば、競争が加速すれば、世の中は良くなる。
確かに、競争は大事です。自由主義の経済です。
でも競争の前に、公正公平なルールがなければいけない。
公平公正なルールが守られなければならない。
それは、政治の責任、政治の役割ではないでしょうか。
その役割と責任を放棄して、ただ自由にすればいい競争させればいい、
その結果が落差を生み、日本の閉塞状況を作ってきたのではないでしょうか。
いろんなところにその弊害が出ます。
例えば、働き方です。
この国では今働く人の4割が非正規です。少なくともそのうち半分はほんとうは正社員になりたいのに、残念ながらその口が無いために非正規で働いています。
働かせる側からすれば、賃金は安いし、簡単にクビが切れるし、

こんな便利なことはありません。
でも働く側からみたらどうでしょうか。
働くということは自分と家族の日々の営み、日々の生活を支えるために行われているのです。
日々の営みはまさに日々連続しています。
いつでも簡単にクビが切れる、いつクビを切られるかわからない。
そんな不安定な働き方では、残念ながら、安定した暮らしを営むことはできません。
こんな状況を作ってしまったから、経済景気も良くならない。
例えば、若者の自動車離れと言われています。
若者の数が減ってるんですから、自動車の売れ行きが悪くなるのはあたり前です。
それに輪をかけて年収100万150万。いつクビになるかわからない非正規雇用
ローンも組めないんですから、自動車買うどころじゃないじゃないですか。
そういう人たちを増やして、景気が悪いのあたり前じゃないですか。
少子化の中で進学をしたいと希望し、その意欲と能力もあるのに
経済的な理由で進学をあきらめている若者が少なからずいます。
ただでさえ少ない若者のなかで そうした事情で自分の能力を発揮できない。
そんな若者を増やして この国はこれから だれが支えていくんですか。
だれが引っ張っていくんですか。

格差や貧困は 決して当事者の問題だけではありません。
今は勝ち組だと思っているあなたも
日本を支えていく日本を引っ張っていく、そうした力が弱まっている こんな状況の中では
次はあなたも その被害にあうかもしれない。
だから社会は「お互い様」と「支えあい」なんです。
競争を煽ると。ならば、その前に公平公正なルールを。
正社員で働くのがあたりまえだった30年前の日本。
そうしたルールに戻していこうではありませんか。
働き方という意味では過労自殺ブラック企業
そしてサービス残業という不思議な日本語がこの国にはあります。
残業したら残業代を払う。これは法律で決められています。ルールです。
残業したのに残業代が払われていない。
ルール違反が横行してサービス残業だなんて言葉に置き換えられている。
ルールを守らせる責任はどこにありますか?
政治の責任じゃないですか?
それなのにもし解散をせずに国会が開かれていたら
「残業代ゼロ法案」が審議をされることになっていました。
この選挙が終わったらまた持ち出されます。
ルールで残業代払わなきゃいけないことになっているのに
その法律が守られていない日本で、
残業しても残業代払わなくていいなんて仕組みを導入するなんていうのは
まったく向かってる方向が逆だと思いませんか?
公平公正なルールで。

それを守らせることでまっとうな社会を取り戻そうではありませんか。
競争を煽る一方でもうひとつ。この国の政治がやたら口にしている言葉があります。
「自己責任」という言葉です。
たしかに人生は自己責任です。わたしも自己責任で「立憲民主党」を立ち上げました。
でも人生を通じて自己責任だけでやっていける人が世の中にどれくらいいるんでしょうか。
人生の中には必ず自分の力だけではどうにもならないことがある、
それはどなたにでもあることじゃないでしょうか。
人間 年を取ればどうしても体が弱くなって、介護が必要になったりします。
今の日本社会では、夫婦ふたりだけで子育てをしていく仕事と両立をさせる、
とても困難が大きいです。そして今は健康でそこそこの稼ぎがあって、
自分は勝ち組だと思っているあなたも もしかすると明日病気になるかもしれない。
事故にあって体が不自由になるかもしれない。それがわたしたちの人生じゃないですか。
そんな時に 困った時にしっかりと寄り添う、自分の力だけではどうにもならない時にそれを支える役割、それが政治なんじゃないでしょうか。

まっとうな政治なんじゃないでしょうか。
しっかりと困った時に寄り添う。

そのための仕組みをもう一度この国に作り直していこうじゃありませんか。
例えば介護。
介護を必要として待ってらっしゃる方はたくさんいます。
介護施設。空きベッドが1割あります。なぜ、入れないんですか。
職員が集まらないからです。
保育所が足りない。悲鳴が上がっています。土地や建物を確保するという問題もありますが、やはり保育所も保育士さんを確保するのに大変苦労しています。
なぜでしょう。

保育士さんも介護職員も場合によっては命に関わる、大変責任の重い仕事です。
しかも重労働です。にもかかわらず平均的な賃金よりずっと低いんです。
この国は資本主義の国だったんじゃないですか?
資本主義の国では市場の原理では、欲しい人がたくさんいて売ってるものが少なければ
値段は上がる。これが市場原理です。
需要が多くて供給が少なければ値段は上がるんです。賃金も一緒です。
介護のサービスが不足している。保育のサービスが不足している。
そんな中で人が集まらないならば賃金は上がらないとおかしいんです。
なぜ上がらないのか。それは、政治の責任です。
保育も、介護も、国が政治が、そこにどのくらいのお金を使うのか、
それが低く抑えられているから、払いたくても払えない。だからいつになっても人手不足で、介護も保育もサービスが足りないんじゃありませんか。
限られた予算、財源です。バラ色の夢みたいなことをいうつもりはありません。
でも!優先順位を変えましょうよ。 
例えば災害の復旧や、例えば古くなって危険な公共施設の補修やこうした公共事業は
優先度が高い。急がなければなりません。
でも新しい道路や新しい建物、施設。ないよりあった方がいいでしょう。
早くできたほうが便利でしょう。

でもそのことと少子高齢社会の中で安心して年を重ねる、安心して子どもを産み育てる。そのことのための、人手不足を解消するために、その人件費を底上げする方が、優先度が高いと私は思いますがみなさんいかがでしょうか。
所得の低い人の賃金を底上げすれば、それは当事者の問題だけではありません。
所得の低い人ほど、手にした収入を高い比率で消費に回ります。
生活カツカツなんですから当然です。
所得が多くなればなるほど、所得が増えても消費にまわりません。
年収1億の人が2億になっても増えた1億円、その辺で使ってくれますか?
でも年収100万150万の人が300万になれば、増えた分もともとカツカツなんだからまず消費に回ります。
消費を増やすためにも、所得の低い、しかも必要性の高い仕事をしている人たちの賃金に限られたお金を回すべきじゃないでしょうか。
もともと必要なサービスですから、雇用の場も広がって新しい仕事ができます。
そして、老後や子育ての安心が高まればそれも、結果的に消費の増大につながります。
経済を立て直すためにも、社会を下から支えて押し上げる、
新しい選択肢が必要だと思います。
政策が上からになっているのは、政治の姿勢が上からになってしまっているからだと
わたくしは思います。
国民から負託を受けているんだから、自分は国会議員だから、自分は総理大臣なんだからだから何をしてもいいんだ。

そんな勘違いをしているのをみなさん感じられませんか?
その一番極端なのが安保法制です。
平和の問題としても深刻な話です。でもそれ以上に、わたしたちの党名立憲民主党の「立憲主義」。
最初古臭い、堅い、憲法の憲の字がむずかしい。反対意見もありました。
でも、これは近代社会の基本的なルールです。大前提です。
権力は、自由気ままに勝手をやっていいわけではない!
どんな権力もルールにしたがって使われなければならない。
そのルールを「憲法」と呼ぶんです。
権力を持っている人ほど、その憲法に従って、憲法に寄り添って仕事をしなければならない。
こんなことは近代国家ならば、主義主張を超えてあたりまえの大前提です。
集団的自衛権憲法違反だ。誰が言ったんでもありません。
アメリカから押し付けられたわけでも野党から言われて決めたわけでもありません。
歴代自民党政権みずからが、日本の領土領海は個別的自衛権でしっかり守るけれども
海外に自衛隊が行って戦争はしない。集団的自衛権憲法違反。
自民党がみずから言ってきたルールです。
それを勝手に変えてしまった。それが集団的自衛権安保法制です。
北朝鮮の脅威を煽っています。たしかに北朝鮮のミサイル開発や核開発に対しては、
わたしたちの国は毅然とした姿勢を示さなければなりません。
国際社会と協調して、やめさせるためにしっかりとした圧力も必要です。
ただ万が一にも北朝鮮が日本を攻めた時、日本の領土や領海を攻めてきた時に
それを守るのは個別的自衛権なんですから、これまでの憲法解釈でも個別的自衛権は合憲なんです。
ほんとうに危機が迫っているなら、それをいかに充実させるのか。
これが地に足をついた安全保障政策だとわたくしは思います。
にもかかわらずそれを利用して、領土領海攻められてもいない時の集団的自衛権
国会の答弁では「場合によっては中東ホルムズ海峡まで行ける」と言っているんですよ。
日本の周辺に危機が高まっているなら、限られた自衛隊のみなさん、遠くに行かせるだなんてことはまったく逆じゃないですか?
憲法に従って権力を使うという、まっとうな政治を取り戻さなければなりません。
そして民主主義もはき違えていると思います。
たしかに民主主義と多数決は切っても切り離せないものです。
でもイコールではありません。
国会で多数を持っているから、国民の声を無視して、反対意見を敵に回して分断して
なんでも決めていいのが民主主義ではありません。
だいたいみなさんこれまで選挙で投票するときに、
投票した人に白紙委任をするつもりで投票してますか?違いますでしょう?
選挙というのは限られた候補者の中から自分の考えに一番近い人選ぶしかありません。
だから白紙委任をするんじゃありません。
一番近い人を選ぶけれども、国民の声に耳を傾けながら物事を進めていってくれ!
自民党に投票している人だってそうなんじゃないですか?
民主主義は読んで字のごとく、国民が主役の政治です。
国民みんな主権者みんなで決める。それが民主主義です。
一億2千万人が集まることができないから、やむなく国会議員を選挙で選ぶんじゃありませんか。
みんなで議論をしても議論がまとまらない。1億2千万人いたら必ずまとまりません。
だから最後の最後の手段として多数決を取るんじゃないですか。
でもその大前提があります。

主権者である主役である国民のみなさんがしっかりと判断できるように
まずは徹底して情報公開をすること!
森友、加計、自衛隊PKOの日報問題。情報を隠すごまかす、それどころか開き直る!
これでは、民主主義の前提が崩れています。
そしてもちろんスピードが求められる時代ですから、即断即決が必要な場合、
強いリーダーシップが必要な場合もあります。
でもその一方で価値観が多様化しているじゃないですか。
国民の暮らしも、多様になってるじゃないですか。
一億総中流と言われた時代があったけれどもいまや
都市と地方、高齢者と若者、持てる者と持たざるもの、正社員と非正規。
いろんな暮らしがこの国にはある。多種多様な暮らしと多様な意見がある。
そんな時代だからこそ、様々な声に耳を傾けて。全員が納得することはありません。
でも!できるだけ多くのひとに納得してもらって進めていく。
これがほんとうの民主主義じゃないでしょうか。
ほんとうの民主主義を取り戻さなければならない。
わたくしも国会で24年仕事をさせていただいて、
永田町の論理に影響されていた側面があったのではないか。反省をしています。
でも、今回、「受け皿がない」という声に背中を押していただき、立憲民主党を立ち上げる。その決意をするにあたって、そしてまだ半月も経っていないにも関わらず
これだけ多くのみなさんが「立憲民主党」にご期待をしていただいている。
それだけ、政治が、本来の民主主義から離れてしまっている!
政治が国民から離れてしまっている!そのことを痛感をしています。

国民の政治離れ。そう言われてきました。わたくしはそれはまちがいだったと気づきました。

国民が政治離れをしているんじゃない。政治が国民から離れてしまっている。それが今の日本なんじゃないでしょうか。

わたしも、わたしたちも、満点ではないかもしれません。でも、ちゃんと国民と一緒に歩む民主主義。それがまっとうな民主主義だ。
まっとうな政治だ!そういう思いをもって第一歩を踏み出しました。
ぜひみなさん!一緒に歩いてください!
先ほど2区の松尾さんがお訴えをしました。今1区の海江田さんも到着をしました。
みなさんのおかげ様で、ふたりとも今、大変な激戦を展開をしています。
わたしたちが新しい政治勢力として、まっとうな政治を取り戻す!
そのためには、この選挙で国会の中に、一定の存在感を示せるような結果を出させていただきたい。
そう思っています。
特に!残念ながらほんとうの立憲主義や民主主義、それに気づいておられない安倍政権。
これ以上暴走させないためには、一議席でもそこをひっくり返していかなければならない。
そう思っています。そのためには比例で立憲民主党と書いていただくことも
大変ありがたいんだけれども、小選挙区で接戦を演じている1区の海江田さん、2区の松尾さん。
小選挙区自民党議席をひっくり返す!
このことが次へとつながっていく。国民の声が、少しでも届く政治につながっていくと
わたくしは思いますがみなさんいかがでしょうか。
今までは受け皿がない。自分の立候補する政党がない。でも無所属で戦おうか。
迷っていた枝野幸男を、旗を立てなきゃいけない。受け皿を作らなければならない。
そう決意をさせていただいたのは、背中を押してくださった、
「枝野立て」と言ってくださった、あなたです。
立憲民主党をつくったのは、だから枝野幸男ではありません。
わたしの背中を押して、「枝野立て」と言ってくださった
あなたが作った政党、それが「立憲民主党」です。
今までの政治なら「海江田さんと松尾さんをよろしくお願いします」と
言うべきなのかもしれません。
でも、新しい政治は違うんじゃないか。
ほんとうの民主主義というのは、政治家が主役ではありません。
政党が主役ではありません。
選挙の主役は有権者のみなさん国民のみなさん、おひとりおひとり、
みなさんが選挙の主役。当事者です。
あなたの声が、届く。少しでも、近づく。
そんな政治をつくるために、ぜひ、海江田さんと、松尾さんと、立憲民主党
いっしょに戦いませんか、みなさーん!!
いっしょに戦っていただくことで、
日本の民主主義を、もう一段、前へと進めようではありませんか。
そして格差拡大をし、分断が拡大をしてきたこの日本。
もう一度、みんなが安心して暮らせる、お互いさまに寄り添える、
そんな社会を、取り戻す、第一歩を踏み出そうではありませんか。
わたしたちも全力で戦います。
でも、わたしにはあなたの力が必要です!
一緒に戦いましょう!一緒にがんばりませんか?
日本の明日のために!あなたのくらしの明日のために!
わたしたちと、いっしょにがんばりましょう!
わたしたちも一生懸命がんばります!
どうぞよろしくおねがいいたします。
ありがとうございます。ありがとうございます。

 (SNS等にアップしていただいた動画をもとにウミネコが書き起こしたものです。配信ありがとうございました)

枝野幸男代表@JR桜木町駅前・神奈川大作戦1016~街宣書き起こし

冷たい雨の中にもかかわらずたくさんのみなさんにお集まりをいただきあるいは足をとめていただきほんとうにありがとうございます

立憲民主党代表の枝野幸男でございます

みなさんに背中を押していただいて立憲民主党、新しい党を立ち上げました

民主党民進党で積み重ねてきた理念と政策をこの選挙で掲げて戦うことができない.

そんな中で多くのみなさんに背中を押していただきました。

その積み重ねを踏まえた上で、なぜ多くのみなさんから背中を押していただいたのか。

今の政治に対して「おかしい」「なんとかしろ」

そんな思いが 背中を押していただいた。

その声を踏まえてさらにもう一段、日本の民主主義を前へ進めていきたい

そんな思いで新しい旗、立憲民主党を立ち上げさせていただきました。

右でも左でもない。今、問われているのは上からか下からか。

上から押さえつける政治、上からなんとしようという政策、もう時代に合っていない。

草の根の民主主義を、暮らしの足元からの政策を、新しい選択肢を、

みなさんに示していきたい。わたくしはそう思っています。

上からの政策、アベノミクス

強いものをより強くします。でも格差は拡大をし、社会が分断をされています。

時代に合わなくなっているんです。

かつて高度成長の時代は、たしかに輸出企業が、きく稼いで、

それが全国津々浦々に行き渡って分厚い中間層をつくり、経済大国日本をつくります。

でもあれはまだ日本が貧しかった時代。人口が伸びていた時代。

その時代の成功体験です。今の日本は違います。

成熟社会になって少子高齢化が進んでいます。

そんな中で強いものをより強くしても 社会も経済も元気にならない。

それがアベノミクス5年間の結論じゃないでしょうか。

アベノミクスで強いものをより強くするために

自由にすれば、競争させれば、世の中良くなるんだ

こうした新自由主義的な流れがあまりにも強くなりすぎました。

そして蓮舫さんからも話がありました。自己責任を政治があおる。

そんな流れが極端になりました。でもこれがまちがっているんです。

これを変えなければならないんです。

たしかに競争は大事です。でも競争が社会を良くするためにはその大前提があります。

公平公正なルールのもとで競争は行わなければいけないんです。

公平公正なルールを作る責任はどこにあるのか。政治の責任じゃないですか。

公平公正なルールを守らせる、政治の責任じゃないですか。

いろいろなところでルール無き競争がルールを守らない競争が行き過ぎている。

それを私は変えていきたい。

 一例だけ挙げます。働き方です。

非正規が4割にもなってしまった。これが格差を拡大させている大きな要因です。

その多くは派遣労働です。二十数年前、派遣で働く人はごく一部でした。

それはルールとして、特別な技術技能を持った専門的な仕事しか派遣は認められなかったんです。

だからむしろ派遣で働いている人は、正社員よりも恵まれた環境だと言われていたんです。

あっという間にこの二十年余りで 正社員を派遣に置きかえる、こんなルールに変えてしまったんです。

働くということはどういうことでしょうか。

たしかに使う側からは 安い賃金でいらなくなったらすぐクビにできる。その方が便利です。

でも働く側からみれば、働くということは自分の家族の暮らしのいとなみを支える行動じゃないでしょうかみなさん。

それがいつクビになるかわからないような働き方ではまっとうな暮らしはできないじゃないですか。

あまりにも低賃金では自分ひとりが食べていくのがかつかつで、

希望しても家族を持ったり子どもを産み育てたりすることはできないじゃないですか。

こんな働かせ方はまっとうなルールではありません。

だから、派遣法をもとに戻していきましょう!

一気にやったら中小零細つぶれてしまいます。段階がいります。

でもまっとうな道に戻していく、第一歩を踏み出させていただきたと思うんですみなさん。

働き方はルールはおかしくなっただけじゃありません。ルールが守られていません。

長時間労働、過労死、過労自殺。そしてブラック企業。そしてサービス残業

こんな言葉がまかり通っているのはおかしいんですよ?

残業したのに残業代払わなければ、違法行為なんですから。

違法なことがまかり通っている。守らせる責任はだれにあるんですか。

政治の責任じゃないですか。

長時間労働をむしろ厳しく規制をしていくことこそがこれからの日本の道じゃないですか

もし解散をしていなければ今ごろ国会で『残業代ゼロ法案』が審議をされていたんです。

ただでさえ払わなければならない残業代を払っていないのがまかり通っているのに

残業しても残業代を払わなくてもいいなんて仕組みをつくってしまう。

やってることは全く逆じゃないですか。

働いたら働いただけ給料をもらう。そんなあたり前のことを取り戻そうじゃありませんか みなさん。

 自己責任。

わたしも、自己責任で、党を立ち上げました。

篠原さんも高橋さんも伊藤さんも自己責任で今回、非常に厳しい道だけれどもわたしたちと一緒に戦うという道を選んでくれました。

でも人生を通じて自己責任だけで生きていける

人間なんてひとりもいません。

だれもが自分の力だけではどうにもならない時があります。

年をとれば、体が弱って介護が必要になるかもしれません。

今は健康で、高い給料もらって、商売うまくいってる人でも明日、重い病気にかかるかもしれない。

事故にあって体が不自由になるかもしれない。

人生だれにでも自分の力だけではどうにもならないことがある。

その時のためにあるのが政治なんじゃないでしょうか。

政治が自己責任を煽るというのは政治の責任放棄以外の何物でもないとわたしは思います。

困った時に寄り添う政治 いろんなところにやらなければならないことがありますが

ひとつだけ、具体例をいわせてください。

蓮舫さんの話の中にもありました。介護や保育です。

老後体が弱ってくれば 自分の力だけではどうにもならない。

今の日本の社会の中では夫婦ふたりで子どもを育てていく、とても困難です。

困った時にしっかりとした介護、保育を提供する。まさに政治の責任です。

でもどちらも足りません。足りない大きな理由の一つは人手不足です。

介護の職員が集まらない。保育士さんが集まらない。

なぜならば命にも関わる重い責任、肉体を使う重労働。

にもかかわらず低賃金だからです。おかしいんです。

日本は資本主義の国です。

資本主義の国では値段というのは需要と供給のバランスで決まるんです。

欲しい人がたくさんいて売ってるものが少なければ値段は上がる、

それがまっとうな資本主義です。

介護で働いてくれる人が足りない、でも介護のサービスを待っている人がたくさんいる。だとしたらその賃金は上がらなきゃおかしいんですよ

保育所が足りないという叫び声をあげている若い人たちがたくさんいるでも保育士さんが足りなければ、保育士さんの給料は上がらなければおかしいんですよ。

なぜ安く抑えられているのか。

それはどちらも政治がそこに使うお金を安く抑えているからにほかならないじゃないですか。

ちゃんとしたサービスが提供できるように

介護職員の給料を上げましょう。

保育士さんの給料を上げましょう。

大型の公共事業、ないよりあった方がいいです。

この桜木町の駅前だって、開発をしてきれいになって、そりゃ便利になりました。

ないよりあった方がいいものはたくさんあります。

でも、それよりも、老後の不安や子育ての不安を小さくする。

限られた予算はそちらに優先的に流すべきではありませんか

経済が、景気が悪いのは格差の拡大が原因です。

年収300万、400万。貯蓄や投資に回す金なんてありません。

所得の低い人ほど手にした収入はほぼ100%消費に回ります。

でも年収12億の人はさらに年収が倍になったからと

いって消費に回りますか?

回りませんよね。お金持ちほど金を使わない消費性向といいます。

それは経済の、あたりまえの大前提です。

格差が拡大をして、分厚い中間層と言われている人たちがどんどんどんどん少なくなって

その分貧困の苦しんでいる人たちが増えればそれは消費を冷え込ませている原因の一つになっているんです。

所得の低い介護職員や保育士さんの賃金を底上げすれば、そこに回したお金の分だけ消費が自動的にほぼ増えるんですよ。

介護も保育も需要はたくさんあります。

賃金が上がって、それなら働いてみようかという人たちが増えてくれば

どんどんどんどん職場自体が増えていって新しい雇用の場が生まれる。

そこに流していくお金はほぼ100%そのまま消費に回るんですよ。

消費不況を止めていくためにはこうして暮らしの足元にお金を流していくことが必要なんじゃないでしょうか。

さらに、それで老後の安心が、子育ての安心が高まっていく。

景気対策に子ども産んでもらうわけじゃありません。

でも希望する人たちが安心して子どもを産み育てることができるようになって

そして出生率が上がればそれで自動的に消費につながるじゃありませんか。

お年寄りのみなさんの中には若いころ、老後のためにと思ってコツコツお金を貯めてきた。

大きな額ではないけれども老後のための貯えを持っている人少なからずいらっしゃいます。

でも老後になっても使えない。それは介護や医療の不安があるから。元気なうちに使った方が幸せですよね。

それで消費が伸びるんですよ。強いものをより強くするのではなくて

暮らしを下から支えて押し上げる。これは貧しい人気の毒な人のためだけではない!

そのことによって、国の中でお金が回って、経済を、社会そのものを元気にしていく道だということを

私は自信をもってみなさま方にお訴えをさせていただたきたいと思います。

上からの政策になっているのは政治が上から目線になっているからにほかなりません。

権力を持っているから、数をもっているから、下々のものは言うことを聞け!

こんな政治なっていませんかみなさん。

総理大臣は なぜ総理大臣なんですか。

なぜその権限を預かっているんですか。

国会議員はなぜ国会議員として法律を作ってみなさんに命令しているんですか。

選挙で勝ったから。それは50点です。

憲法というルールに基づいて選ばれているから、総理大臣は総理大臣なんです。

その総理大臣が持っている権限は、権力は、憲法というルールで決められた範囲に限られているんです。

権力を持っているから何をしてもいいというのは18世紀です。

どんな権力も憲法というルールに従って使わなければならない。

19世紀に確立して、20世紀にあたりまえになったんです。

日本でも戦前は立憲政友会とか、立憲民政党とか、立憲主義を掲げなければならない時代でした。

でも戦後70年、みんなが立憲主義なんてあたりまえのことを忘れてしまっもいい世の中になっていたはずなのに

歴史を100年以上、戻してしまったのが安倍さんの立憲主義の破壊なんです。

みっともない!

立憲主義を今さら掲げなければならない国になってしまったことはみっともない!

みっともないけれども掲げなければならない取り戻さなければならない!

安保法制は平和の問題としても大事です。

でもこの権力を縛っている憲法のルールを、権力者が勝手に都合よく解釈を変える。

こんな近代国家としてはありえないことを絶対に許してはいけないと私は思います。

民主主義もゆがんでいます。民主主義に多数決はつきものかもしれません。

でも民主主義と多数決はイコールではありません。

民主主義というのは、主権者である国民のみなさん、みんなで決めようというのが民主主義です。

12千万人を超える国民みんなが集まって相談はできません。

だから国会議員を選ぶんです。そして12千万人を超える国民の意見が全部一つになることはありえません。

だから最後の最後は多数決で決めるんです。

でもはじめから数持ってるから、反対意見に耳を傾けない。反対意見は排除する。

いやそもそも国民に判断をしてもらうための情報提供をしていない

森友加計、PKOの日報問題、国民のみなさんに情報を隠しごまかし開き直る。

そして反対意見が多い法案、政策特定秘密保護法、安保法制、共謀罪

その直前の選挙できちっと説明しましたか?説明してないでしょう?

選挙で違うこと言って勝ったら強引にやる。ほんとうの民主主義じゃありません。

ましてや国会の審議などを通じて国民のみなさんに説明して説得して理解して

もらおう、そういう姿勢みられましたか?

覚えてますよね共謀罪法務大臣。大臣自身が中身わかってないんだから国民に説明しようがない。

それでも数持ってるから開き直って強引に押し切る、これは本当の民主主義ではありません!

時代のスピードが早くなっています。みなさんの意見を聞きたいけど聞く間もなく、

即断即決しなければならないこともあります。

だから強いリーダーシップを全面的に否定するつもりはありません。

でも一方でそうやって強いリーダーシップで即断即決をしなきゃならない側面も強くなっている。

その一方で世の中の価値観がますます多様化しています。

みなさんの暮らしも多様化しています。

一億総中流と言われた時代は金太郎アメのような社会だといわれました。

あまりみんなに違いがない、もちろんその中でも多様な考え方、多様な価値観がありました。

でも今の時代はその時代と比べてますます多様化しています。

都市と地方で、豊かな人とそうでない人で 高齢者と若者で 正社員と非正規で

ほんとうに多種多様な暮らしがあり、価値観も多種多様に分かれています。

そんな中でエイや!どーん!という決め方を積み重ねていったら

政治が遠いところに 俺たちとは関係ないよというところに どんどんどんどん向かっていってしまうじゃないですか。

そんな遠心力の働く政治と社会で ほんとうに未来を切り開けますか。

多様化している社会だからこそ、その多様な意見にしっかりと耳を傾ける。

全部を一致させることはむずかしいけれども最大限の努力をする。

それがその時代の民主主義なんじゃないですか。21世紀の社会のあり方なんじゃないですか。

わたしはそうした草の根からの民主主義を取り戻す、この国に草の根からのほんとうの民主主義を作り上げる。

その大きな一歩を立憲民主党を立ち上げたことで、この総選挙を通じて、踏み出していきたいと思うんですがみなさんいかがでしょうか。

102日に新しい党を立ち上げることを決意しました。

正直言って迷いました。

まあわたし8期やってますから地元ではそれなりに知名度あるんで、無所属でもやれるかなぁ。無所属だとね、自分の選挙中心にできたんですよ。

今ごろ京浜東北線の向こう側で、大宮で自分の選挙やってるんですよ。

正直言って迷いました。

でもそんな私の背中を押してこれは新しい旗を掲げて

しっかりとしたみなさんの受け皿を作らなければならない。

どこの党に入れたらよいかわからない、

こういう声に背中を押されて立憲民主党を立ち上げることを決意をしました。

だから、立憲民主党を作ったのはわたくし枝野幸男ではありません。

わたしに対して「枝野立て」と、背中を押してくれたあなたが

立憲民主党を作ったんです。立憲民主党はあなたです。

一緒に作る民主主義を、一緒に歩く本当の民主主義をスタートさせませんか。

今までの政治なら、ここで篠原さん、え~伊藤さん、高橋さん。

え~、で、大丈夫か全部言ったかな(笑)応援してください、お願いをします。

でも私は違うんだと思います。

この戦いは国民のみなさんが、主権者としての権利を取リ戻す、

民主主義を取り戻す、その戦いです。

その戦いの主役は政治家ではありません。候補者ではありません。主権者であるあなたなんです。

だから私はこう呼びかけさせていただきたいと思います。

わたしたちと一緒にこの選挙を戦いませんか。一緒に戦いませんか、みなさん。

まだまだこれまでの政治の流れの中で

あきらめてしまっている人、どうせダメだろうどうせ変わらないだろう、思っている人がたくさんいます。

ぜひみなさん。当事者としてそうした人たちに声をかけてください。

ひとりでもふたりでも三人でも。

変わるかもしれないよ。一緒に変えようよ。一人でも多くのひとに声をかけましょうよ。そしてこの輪を広げていきましょうよ。

そしてこの2017年、日本の民主主義は一歩大きく前に踏み出した、そういう結果をあなたが作るんです。あなたとわたしとみんなで作るんです。

ぜひそうした、そうした力をみなさん、出していこうではありませんか。

わたしたちもそのために全力で戦います。でもわたしにはあなたの力が必要です。

一緒にがんばりましょう!一緒にたたかいましょう!

ありがとうございました。ありがとうございました。

(liveでも聞きましたが、録画された演説をもとにウミネコが書き起こしたものです。)