kittiwake0730’s blog

2017衆院選 街宣の書き起こしをのせています

小島慶子さん応援演説・東京大作戦FINAL1021~街宣書き起こし

こんばんは 小島慶子です。こんばんは。
みんな靴とか濡れてるけど大丈夫ですか?大丈夫?
ねえ雨も降ってるのに こんなにたくさんの人が集まっててすごいね。
わたし あのーこういう選挙の応援演説ってやつははじめてで
なんで来たかというと 自由にものが言える世の中であってほしいからです。
「小島さんだいじょうぶ?」
「政治の話なんかしてこわくないの?だいじょうぶ?」っていろんな人に言われました。
政治の話はこわくないよ。
政治の話は、どうやって生きていくかってことだから。
みんな 自分の人生1回しか生きられない。
よく枝野さん「みんな違ってみんないい」って言うけど、みんな違うんだよね。
だから多分ここに来てる人たち 今は、ねぇ、
立憲民主党がんばれ、自分たちはいっしょだって思ってるけど
みんな困ってること違う。
多分家に帰ったときに最初に心配することはみんな違う。
「こんな風に生きたい」っていう夢もみんな違う。
今となりにいる人と今はなかよくできても、選挙が終わって
また毎日の生活がはじまったら意見が違うかもしれない。
でもね。
違う意見がこうやっていっぺんに生きていけるって豊かなことです。
わたしがたまたまこうやってマイクを持たせてもらえる、そういう立場にいます。
だけどほとんどの人はマイクなんか持てない。
1回しかない人生、だれにも言えないで膝を抱えて泣くこともあるでしょう?
どうしてこんなことがあるんだろう がんばったのになんで?って思うだってあるでしょう。
これをだれにも聞いてもらえないことだってあるでしょう?
でもそれを言っていいんです。
つらい時はつらい、困ってる時は「助けて」
こんな未来を生きたい、明日がこうだったらいいのに。こんな日本だったらうれしい。
どんなに、どんなにささやかで、取るに足らないって言われたって
わたしたち全員言っていいんです。
そしてそれがもし、あなたとあなたの隣の人で違っても
どうやったらいっしょに生きていけるかいっしょに考える。
そういう場所が必要なんです。
今日ここに来ていない人が、たくさんいます。
立憲民主党じゃない政党を、支持している人もたくさんいます。
政治にあんまりかかわりたくないっていう人もたくさんいます。
選挙の話は好きじゃないっていう人もたくさんいます。
でもそういう人たちと、選挙が終わったら私たちはまた一緒に暮らしていくんです。
あなたの隣のデスクに 前の家に 親戚の中に LINEでいつも話す友達の中に
あなたと違う意見の人はいます。
でも違う意見がいっしょに生きていけるってことはすばらしいことなんです。
でももし、もしわたしたちが意見が違うからといって
誰かがあなたの口をふさいだり
みんなひとつの同じ意見しか言ってはいけない となったり
全員がどんなに苦しくてもつらくても どんなに語りたい夢があっても
それを胸の中にしまっておかなくてはいけませんいう世の中になったら
いったい誰がしあわせなんでしょうか。
「みんな一緒でみんないい」は大事だけどとてもむずかしい。
もしそれを政治でやろうと思ったら必ずだれかが
「わたしが一番じゃないの?」
「みんな違ってみんないいならわたしの意見も聞いてくれていいんじゃないの?」
「なんでわたしの話が最優先じゃないの?」
思ってたの違った、期待してたのと違った 必ずそういう意見が出ます。
みんな違ってみんないい、対話の場をもってそれを政治に。
こんなむずかしいことはないんです、、
それをやろうっていう人が今回現れました。
それをやろうとする人がわたしたちに聞いてくれました。
「あなたたちが立憲民主党です」
あなたのやりたいことはなんですか、困っていることはなんですか。
大事なのが立憲民主党を支持しなかった人に対しても、
今ここにいる人たちと考えが違う人たちに対しても
同じ国民として耳を傾けてわたしたちが分断しなくてもすむような知恵を使ってくれる人です。
だから、選挙は明日で終わりじゃありません。
なんかのご縁でここに集まったわたしたちは これからも注文をつけ続けなければならないし
それから対話を続けなくちゃならない。
ねえこれ、困ったよねえ。ねえこれ不安だよね。
ねえこんな風に生きていきたいよね。幸せってなんだろう。
意見の違う人たちと話をしてください。
今日ここに来なかった人と対話を続けてください。
そしてそれを国会の場で、わたしたちに耳を傾けさせるように
ちゃんと政治家に話しかけてください。
これがちゃんと、対話の場で、耳を傾けられたうえで、そして説明を尽くして、ルールを守って
そして決断をした時に異論があがったらそれに正直に向き合って
言葉を尽くして、わたしたちのために働いてくれる人たちを国会に送り出しましょう!
今日家に帰ったら、だれかにこの話をしてください。
明日で終わりじゃないよ。ずっと続くよ。
つらいときは「つらい」って言っていいんだ。
困ったことがあったら「困った 助けて」って言っていいんだ。
おかしいと思ったら「おかしい」って言っていいんだ。
ものを言うことは恥ずかしくないこわくない。
みんなで バラバラなわたしたちが それでもいっしょに イヤな思いをしないで
安心して生きていける世の中を作れるように
自分にやさしく、したいことをやろうって
今日帰ったらだれかに話してください。
わたしは今日、多分全員はじめて会う人ばかりですけど、
でもみなさんの前でお話しができてとてもよかったです。
これからもわたしは、文章を書いたりして、自分の思ったことを言っていきます!
だからみんなも こんな意見ちっぽけかなぁ とか くだらないかな?とかかっこ悪いかなとか
それからお前の意見なんてたいしたことないよって言われて傷つくことがあっても
どんどん思ったことを口にしましょう。
それは、自信を持っていいんです。
なぜかというと、あなたの人生は世界であなたしか生きていないから。
あなたが経験したつらいこと、あなたが経験したうれしいこと、
あなたが願っていること あなたが困っていること あなたが怒っていることは
あなたが知っている ほんとうのことなんです。
人の数だけ「ほんとう」がある。
わたしは怒っている わたしはうれしい わたしはあなたにこうしてほしい
それをどんな人でも言える世の中に生きていたいですよね。

そのためにできることがあるだろうと思って夜中にパソコンに向かってます。
みんなできることをやりましょう。忘れないでほしい。
自分と意見の違うひとに出会ったら
その人を攻撃したり排斥するのではなくて
耳を傾けて尋ねてみてください。
「なんでわたしたちは違うんだろう」って。
「どうしたら いっしょに生きていけるんだろう」って。
そして誰に怒るべきか。
それは、あなたに「黙れ」と言う人に怒るべきです。
それがだれであっても。
政治家であっても あなたの友達であっても 家族であっても
インターネット上で知り合った顔を知らない人であっても
あなたに「黙れ」と言う人には 絶対に負けてはいけません。
でもね
「え~戦うのってこわいよな~」って思いますよね。
戦わなくていいんです。言い続けるだけで
あなたからみてどんなに不甲斐なくみえようと
どんなにバカな意見に思えようとも
わたしはほんとにつらいからつらいって言うんだ。
わたしはほんとうにこうだったらいいなって思うから言うんだ
だってわたしが思ってることは どんな偉い人にもどんな賢い人にも奪えないでしょ?
心の中に手を突っ込むことはできないでしょ?
だからわたしは言うんです。それでいいんです。
戦うってそんなに難しいことじゃない。
思ったことを言うだけで 言える場所で 言えばいい。
そしてその時必ずあなたと意見が違う人がいるはずですから、たずねてください。
あなたはなぜ、そう考えるの。
政治っていろんな仕組みがあってルールがあってこういうバラバラで
「みんな違ってみんないい」わたしたちが平和に生きていくための知恵だと思います
だから、ルールは守らなくてはいけない。
ルールを破る人がいたら、それはルール違反だって言わなくてはいけない。
それを、日常の中からやりましょう。
半藤さんが書いた15歳の東京大空襲って若い人向けの本の中にこんな言葉がありました。
まぁ正確に、一言一句は、あの、再現できませんけど
戦争というのは始まってしまったら被害者にも加害者にも傍観者にもなって
自分の手ではどうにもできない
普段から、普段の日常の中からそういう芽を摘んでいかなければならない それしかないんだ
それなんだと思います?
それは意見の違う人との話し合いをあきらめない ということです。
わたしは今日ここに来て、自分の気持ちを話せてよかったです
だからどうかみなさんいっしょにがんばりましょう。
今日帰ったらひとりでも多くの人と今日のこの場の話をシェアしてください。
ありがとうございました。

SNSなどにアップされた動画をもとにウミネコが書き起こしました。一部よく聞き取れなかった箇所があり、その部分についてはとりあえず文字起こししていません。)